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エゴイズムの感触

 僕たちの社会は人間が担っていて、したがって生活にするにあたって必要なモノも全部人間が供給してくれる。もちろん、その原材料は「自然」である訳だけど、でもそれを加工するのは人間で、僕たちはそれを消費して生きる。

 だからそういう意味でも、僕は人間の存在を無視することができない。

 でもたぶん・・・、それは心の問題なんだろうと思う。つまり僕は、なんだかんだ言いながらも人間に興味があるのだ。人間そのものに。「好き」だという言葉は敢えてこの場合言いたくないけれど、おそらくそれに近い感情が湧いていることは間違いない。たぶん、それは僕も「悲しき人間」の一部であるから?

 人間は人間のために働き、人間のために生きている。欲望は人間に向けられ、すべてが種族のなかだけで完結する。

 つまり、人間そのものが「エゴ」なんだ。

 僕ははっきり言って弱い。だからそのザラザラとした酷く心地の悪い感触を味わってもなお・・・、その真実を認められずにいる。

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